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新語・流行語大賞ノミネート語で振り返る2016年に書いた記事のまとめ

ブログ ブログ-新語・流行語大賞

2016年のユーキャン新語・流行語大賞ノミネート30語が発表されました。

新語・流行語大賞

言葉で一年を振り返るというのは、とても良いですね。言葉は文化であり、生活です。流行語は、その時代の雰囲気を如実に表します。

昨年は「爆買い」と「トリプルスリー」が年間流行語大賞を受賞しました。

良くも悪くも毎年話題を呼ぶこの流行語大賞ですが、私はいつも楽しみです。

今年も発表された30語を見ていてうんうん唸っていたのですが、そのうちにあることに気づきました。

「流行語をテーマにした記事を、ブログにけっこう書いているな…」

あれも書いた、これも書いた、という感じで、割と流行語で一年を振り返ると同時に、このブログも振り返ることが出来そうな感じでした。

これはまとめて見たら面白そうだぞ、ということで、まだ1カ月以上残しておりますが、2016年に書いた記事を、流行語大賞ノミネート語に載せて振り返っていきたいと思います。

 

アスリートファースト

すみません、初っ端から書いてません。なんですかこれは、初めて聞きました。

調べてみたら、東京オリンピック関連の言葉のようで、そのまま「選手第一」。実際に競技をするアスリートのことを第一に考えよう、という言葉のようです。

今回の流行語には小池百合子都知事の色がかなり濃く出ています。これは、これから登場する百合子語ノミネート4語のうちの1つです。

 

 

新しい判断

すみません、これも書いてないです…何も書いてないじゃん、という感じですが、これも流行ってましたか?私はピンと来ていません。

調べてみると、安倍総理が消費税増税を2017年4月から2019年10月へ延期することを正式に発表した際に使った言葉だそうです。要するに、従来の約束とは異なる「新しい判断」を持って増税延期を決定したと。

流行ったかな…と思ってしまうのですが、政治系のワードがいくつか入るのが流行語大賞なので、するっと流しましょう。

安倍首相:消費増税の2年半延期を正式発表-参院選で信問う - Bloomberg

 

歩きスマホ

歩きスマホはこれまでも問題になってきましたが、今年になってピックアップされたのはやはり「ポケモンGO」の影響が強いでしょうか。

歩きスマホは重大な事故につながります。最近では、車の運転中にスマホをしていて交通事故を起こしているケースも出てきています。

 

EU離脱

3分でわかるイギリスのEU離脱問題とその影響について

この記事は、EU離脱について簡単な言葉で書いた記事です。腰が抜けるほど読まれました。EU離脱が決定した日は、その日だけで100万PV近く読まれまして、人々の関心の高さを強く実感しました。

EU離脱問題は国民投票で方向が決定しましたが、実務的な手続きはまだスタートさえしていません。一体、いつExitするのでしょうか…。

最短でも2年かかる?イギリスEU離脱への道|これからの流れや手続きについて

 

AI

人工知能に「感情」を持たせることは適切なのか?/人間よりも賢い知能の危険性

今年は新聞紙面で「AI」の文字を見ることが本当に多くなりました。昨日も、日経新聞の一面に、数社共同で製薬をAIで開発するプロジェクトをスタートさせるという記事が出ていましたね。

今後、我々の生活にAIがどんどん絡み合っていくことは自明の理です。人間とAIはどうやって付き合っていくのか。うまく利用できるのか、振り回されるのか。

進化のスピードは想像以上に速度を速めています。

本命はどれだ!有望そうな人工知能(AI)関連銘柄32社をまとめてみた

 

おそ松さん

これは書いてないですけど、流行りましたね。赤塚不二夫先生の「おそ松くん」を原作としたアニメで、六つ子が大人になった後の設定で描かれるアニメ作品です。

私はアニメは見ていませんが、ツイッターでおそ松さん関連の何かがいろいろと流れてくるのはよく見ました。

 

神ってる

今年のセリーグ覇者広島カープの緒方幸一監督が、絶好調の主軸鈴木誠也選手を評して言った一言です。

来年はロッテの選手が神ってほしい。

 

君の名は。

新海誠監督のアニメーション映画です。8月の公開から観客動員数1,429人、興行収入185億円。これから海外展開もされていくようです。

私は、まだ観ていません。時機を逸しました。

 


くまモン頑張れ絵

熊本で大きな震災があった際に、全国のみんながくまもんの絵を描いて、被災地の人たちを元気づけました。

「#くまモン頑張れ絵」熊本を応援する漫画家のくまモンイラストまとめ #PrayForKumamoto - NAVER まとめ

はじめの一歩の森川ジョージさんが声を発して、運動が始まったようです。

 

 

ゲス不倫

ロックバンド・ゲスの極み乙女のボーカル川谷絵音(えのん)さんが、既婚者であるにも関わらず、サンミュージック所属のタレント・ベッキーさんとただならぬ関係に発展していることがスクープされ、「ゲス不倫」と言われました。

 


斎藤さんだぞ

お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斉藤さんのギャグです。

漫才の中で何かやってみようと話になると、斉藤さんが「俺に任せろよ」と言って、相方のたかしさんが、不安そうに「大丈夫なの?」と聞きます。すると、斉藤さんが自身ありげに、「お前、俺を誰だと思ってるんだ?」と胸を張り、たかしさんが「誰なんですか?」と聞くと、ジャケットを広げ胸元をあらわにしながら「斉藤さんだぞ?」というギャグです。

まだ売れてない頃は、誰もが「誰だよ!」と突っ込んだギャグですが、今では完全に市民権を得て、「斉藤さんならいいや」となっていますね。大ブレイクです。

 

ジカ熱

今年の初めに流行ったウイルスです。流行語を説明する記事じゃないのに、自分が記事を書いていないから説明する羽目になってちょっと疲れてきました。辛いです…。

 


シン・ゴジラ

『シン・ゴジラ』を観て笑える神経が理解できない

映画館から帰ってきて、そのままのテンションでバーッと書いた記事です。コメント欄では多くの人が怒っています。未だに検索で訪れた人が、言いたいことを書き残して去っていきます。

君の名は。に次いで今年大ヒットした映画でしょう。DVDレンタル開始が楽しみです。映画館には3回観に行きました。

 


SMAP解散

SMAPの独立解散騒動は、爆笑問題が独立して干された事件を思い出させる

年内での解散が発表されているSMAP。この話題が世間を賑わせたのは、今年のお正月でした。それからズルズルと暗雲が立ち込めたまま時間が進み、正式に解散の発表となりました。

解散撤回などの噂もあるようです。

 


聖地巡礼

ドラマやアニメなどの作品で舞台になった実際の地域を訪れることを聖地巡礼と言います。今年は「君の名は。」の舞台が人気だったようです。

これは旅行のきっかにもなって、地方に人が行く流れを促進させるので、マナーさえ守れば非常に良いムーヴメントではないでしょうか。

~都道府県別~ アニメ聖地数ランキング | 聖地巡礼マップ

 

 

センテンススプリング

ゲス不倫で話題となったゲスの極み乙女のボーカルとタレント・ベッキーさんですが、二人のLINEの中で使われていた「ありがとう、センテンススプリング」というワードが流行りました。

この不倫をスクープした週刊文春のことですが、公になったことでこれからは堂々と会えるね、ありがとう文春、という文脈だったと思います。



タカマツペア

女子バドミントンオリンピック選手の高橋礼華選手と松友美佐紀選手の愛称です。女子バドミントでは、以前はオグシオペアがとても人気でしたね。

タカマツペアはリオデジャネイロ五倫で金メダルを獲得しました。


都民ファースト

小池百合子東京都知事が事あるごとに口にする言葉です。都民を第一に考えて政治を進めよう、という「都民ファースト」。豊洲移転延期も都民ファーストの視点に立った決断でしょう。



トランプ現象

3分でわかるアメリカ大統領選挙の日程とその仕組みについて

アメリカ合衆国新大統領になる予定のドナルド・トランプ氏ですが、彼のような主張の持ち主が支持される状況を「トランプ現象」と言います。

これは、国家の右傾化を示す現象のことで、要は「まずは自分たちの国を優先させよう」という考え方であると理解しています。

アメリカは今まで「世界の警察」として、世界全体を取り仕切るリーダーのような役割をしていました。しかしながら、現代においては、アメリカでさえ経済が盤石でない状態であり、他国のことに気を使う前に、自国にしっかりエネルギーを注ぎましょう、という流れです。

広義ではイギリスのEU離脱もトランプ現象ですね。


パナマ文書

今年上半期に大きく話題になったパナマ文書。

タックスヘイブンは他国より税率が低く、その国で課税されることによって税制上有利になるというものです。

法律に則っていれば問題ないのですが、国の利益が他国に流出しているということで、問題視されています。

その中で、タックスヘイブンを利用した取引を行う企業のリストが、パナマの法律事務所から流出しました。これが「パナマ文書」です。

ひとつ誤解を生んでいるのが、このリストに載っている=悪いことをしている、ということではありません。

ただし、タックスヘイブンを使って不正な取引や脱税が行われやすい、というのは問題であり、年々法律上の調整が進んでいます。



びっくりぽん

NHKの朝ドラ「あさが来た」で、波留さんが演じる今井あさの言葉らしいです。

観ていないのであまりわかりませんが、朝ドラは毎年流行語に食い込んできますね。

私はびっくりぽんよりびっくらぽん(くら寿司)の方が好きです。

「仕事帰りの回転寿司は至福の時間」 一人回転寿司のススメ - さようなら、憂鬱な木曜日



文春砲

『週刊文春』はなぜスクープを連発できるのか? 2016年快進撃の理由

ある時期の週刊文春の快進撃は凄まじいもので、彼らのスクープの影響力を称して、「文春砲」と呼ばれました。

最近はちょっと静かですが、いろいろとまた仕込んでいる最中なのかもしれません。



PPAP

『ピコ太郎』とは何者か?『PPAP』とは何か?(動画あり)/遅咲き古坂大魔王のブレイク

千葉県在住のシンガーソングライターピコ太郎氏がYoutubeにアップロードした動画「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が世界中で大ブレイクしました。

PPAPがヒットした後もピコ太郎氏は派生動画を続々とアップロードしており、私はその都度楽しんでいます。この勢いだと、PPAPアニメ化とか、PPAPドラマ化とかやりそうです。

 


保育園落ちた日本死ね

はてな匿名ダイアリーに投稿された、日本における子育てと労働問題を指摘した記事が大きく話題を呼び、国会で議論されるまでになりました。

「保育園に落ちたから、仕事に行けない」という日本の構造的な欠陥が浮き彫りにされています。「日本死ね」という強烈な言葉が印象的です。

確か去年も「待機児童」が流行語にノミネートされていたような気がします。

少子化が進み、「子供を産め」と国が促しても、子育てが出来るシステムが整備されていないと、このまま人口減少の一歩を辿るだけでしょう。

保育園落ちた日本死ね!!!



(僕の)アモーレ

イタリアのクラブチーム・インテルで活躍する長友選手が、交際相手であるタレントの平愛梨さんを、イタリア語で愛する人を意味する「アモーレ」と呼び、話題になりました。

私は長友選手の体感トレーニングの本を買って、彼のような脂肪がそぎ落とされた身体を目指しましたが、10日坊主で終わりました。今は腹筋ローラーで頑張っています。



ポケモンGO

3分でわかる『ポケモンGO』の収益構造と任天堂の取り分について/試算と解説

『ポケモンGO』は日本経済の起爆剤となりうるか?/任天堂の収益とポケモノミクス相場

アメリカのナイアンティック社が開発したアプリ「ポケモンGO」が、世界的なヒットとなりました。

現実の地理に連動して、ポケモンが出現し、捕まえるゲームです・

日本でも大きく話題になり、珍しいポケモンが出る公園などには、連日多くの人たちが押し寄せました。

現在ではブームもやや沈静化していますが、ポケモンGOをしながら歩いたり運転したりして事故になるケースが報道されています。よくも悪くも「ポケモンGO現象」は社会現象になりました。

歩きながら、運転しながらのポケモンGOは絶対にやめましょう。



マイナス金利

経済初学者が3分でわかる日銀のマイナス金利とその影響について

日銀が政策金利をマイナスにすることを打ち出しました。この記事も、検索で多く読まれ、今でもなお読まれています。

私はマイナス金利政策を取る、と聞いたとき、そう来たか!とちょっとワクワクしました。量的緩和、質的緩和では限界があります。金融政策の幅を持たせる意味では、マイナス金利はなかなか画期的な策だと思っています。

個人的には、マイナス金利は短期的な景気刺激策であり、長く続けるものではないと思っているのですが。



民泊

全面解禁はもうすぐ?「民泊」関連銘柄13社をまとめてみた

個人や企業が空き家や空き部屋を旅行者などに貸し出す「民泊」。旅館業法や安全面などで課題の多いこのテーマですが、観光大国として成長を続ける日本の宿が足りないのも事実。ビジネスホテルの宿泊費が高騰するのは、ちょっと需給バランスが崩れているのでしょう。

法整備がしっかりと整えられて、安全に快適に民泊が行われるのであれば、新たなマーケットとして面白いと思っています。



盛り土

3分でわかる築地市場の豊洲移転問題と反対する人たちの主張について

築地の豊志新市場への移転問題で、新たに発覚した盛り土問題。建物の地下にされているはずだった盛り土が、小池都知事に変わって、調べてみたら空洞だった、というニュースが大きく報道されました。

もともと豊洲市場は汚染問題が指摘されていて、その汚染対策としても盛り土はとても重要な施策だった。それがないのは大問題です。

豊洲新市場への移転は、来年冬まで延期が予定されています。



レガシー

東京オリンピックを迎えるにあたって、新たに建設するハコを、五輪後もレガシー(遺産)として有効活用できるように、ということで連発されたワードです。

これまでの五輪では、立派な建物を作っても、その後廃墟と化す例が多数あり、多額の建設費をかけても、その後しっかりと利用できなければ、投資を回収することなど不可能です。

レガシーとして後世に残そうという動きは健全ですね。これもまた、百合子語です。

 

まとめ

振り返ってみると、ノミネート30語中11語について記事を書いていました。

流行ばかりを追いかけていても疲れるだけですが、世の中で流行していることについて調べる、というのは、とても面白いと感じています。

新聞だけではなく、インターネット、TV、ラジオ、それから職場の人、街の人々の会話、いろいろなメディアや場面から、情報を取り込めるように、目と耳と頭を使って情報収集しています。というか、収集とかそんな大層なものではなくて、情報を取り込みたい欲求につられて行動しているだけなのですが。そうせずにはいられません。

とりあえず情報をインプットして、頭の中でぐるぐる回して、調べて深く掘り下げたり、思ったことをアウトプットとしてこのブログに書いたりした1年でした。

自分勝手に取り留めもなく続けているこのブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

「電車で化粧をする行為」はマナー違反なのだろうか?

エッセイ エッセイ-電車で化粧

今日、映画を観に行くために電車に乗っていたら、前の席に座っていた女性が、手鏡を片手にせっせとファンデーションを塗っていた。

うわっ、と思った。電車の中で化粧をしている、と思った。ドン引きしてしまった。

彼女は恥ずかしげもなく、堂々と、電車の中で化粧をしていた。

この行為が気になったのは、先日、「電車の中での化粧」がいろいろと話題になっていたからだろうと思う。

 

「うわっ」と思った自分に驚いた

もともとは、東急電鉄が出したマナー広告が発端である。

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この広告が大きな批判を呼んだ。そして、化粧をしている側の女性が書いた記事も多くの共感を呼んだりしていた。

電車で化粧させてよおおおお

私はこの議論が巻き起こっているとき、あまりそのことについて考えてなくて、「ふーん」という感じで流してしまった。

今までにも「電車の中で化粧をする女性」には会ってきたのだろうが、そこまで気に留めてなかったのかもしれない。

しかし今日、実際に会ってみて、「うわっ」と思った。

自分が「うわっ」と思った、ということにちょっと驚いた。この人は、公共の面前で、お化粧をしている。身だしなみを、公共の場でしている。本当は、家を出る前にやるべきことを、他人の目の前でやっている。恥ずかしくないのだろうか、と思った。

先日の議論が頭にあったから、ここまで気にかかったのだろうか。そんなことを考えながらいると、しばらくして女性は化粧が終わったようで、しおらしく手を膝に当てて目的地までじっとしていた。

 

他人から見てどう思われるか

私は彼女が化粧を終えた後も、ずっとそのことについて考えていた。そうして、ある瞬間で、ふと思った。

この女性に対して、「失礼だ」とか「マナー違反だ」とか言うのは、ちょっとかわいそうじゃないだろうか、と。

マナー違反とか礼節は、「他人から見てどう思われるか」がひとつの基準だと思う。そういう意味では、電車の中でのお化粧は、個人的にはグレーゾーンなのではないか、と思っている。

少なくとも、私は、冷静になって考えてみたら、一瞬「うわっ」と思ったものの、別にそこまで不快だとか失礼だとか、ネガティブな感情は湧いてこなかった。

車内は土曜の朝でガラガラだったし、そのことも考える必要があるのかもしれない。

ガラガラの車内と、混雑した車内では、話が違ってくる。今日の私が遭遇した状況においては、オッケーなんじゃないだろうか、と一人で納得していた。

人には人それぞれの事情があって、彼女は、どうしても今日お化粧をする時間がなくて、仕方なく電車でしていたのかもしれない。すごく忙しいのかもしれない。寝ていないのかもしれない。

そういうことを考えると、例えば今日の彼女に誰かが、「公共の場でなんとはしたない!化粧なんかやめろ!」と誰かが言い出したら、私は彼女側についたのだろう。「ちょっと落ち着きましょう、彼女にだって事情があるんでしょうから」と怒る人をなだめたかもしれない。

 

美意識を他人に強要すること

この「電車で化粧」問題は、美意識という問題が非常に深く絡んでいると思う。

電車で化粧をする人を許せない人は、「女性が人前で堂々と化粧をするのははしたない」という考えが根底にあって、そういうはしたない女性を見るのが不愉快だ、というアウトプットにつながっているのだと思う。

しかし、それは、飽くまで個人の美意識の問題であって、その人にとってそれがはしたない行為、というだけだ。ある人にとっては、それは、何にも感じないことなのかもしれない。しかし、それを他人にまで強要しようとは思わない。

他人にはまた別の美意識があって、その人にとっては、「電車で化粧」は美学に反しないのだろう。それは、生き方であり、他人に強要されるものではない。

 

他の人に迷惑をかけているか

それから、意識的な問題とは別に、もうひとつ考えなければいけないのは、他人に対して物理的に迷惑を掛けているか、ということである。

前述したが、例えば混雑する車内でお化粧をするのは、ちょっとどうかな、と思うし、メイク道具をポーチから出し入れして、隣の人に肘などがぶつかるかもしれない。それはちょっと迷惑だろう。

それから、ファンデーションなどの粉も飛ぶかもしれない。隣の人のスーツにつくかもしれない。混雑した車内では、やはり控えた方がいいだろう。

空いている車内でも、粉を座席へ飛ばしたりするのは、もちろん迷惑行為だ。(粉を飛ばすほどダイナミックにお化粧をする女性はあまり見たことがないけど…)

それから、ひとつ思ったのが、「混雑する朝の通勤電車」というのは、通常とは異質の空間だと思う。何かイライラが充満して、張り詰めた空気であり、いろんなことが許されない気がする。

そんな車内でお化粧をするというのは、「イライラしている人をおちょくっている行為」に近いのかもしれない。それは車内の空気の方が異常だと思うんだけど、そんな気もする。

 

まとめ

いろいろと書いてきたが、この問題について、少なくとも、私はある状況下では問題ない、と思っている。

しかし、ただ単に、私がそう思っているだけであって、いろいろな人の意見を読むと、どんな状況でも不愉快だ、と思う人もいる。不愉快と思う人がいるのは事実だし、誰かが不愉快に思う可能性のある行為は、慎むべきなのだろうと思う。

ただ、実際に不愉快だと思う人がどれだけいるのだろうか、というのは、ちょっと知りたい。

個人の受け取り方なんてそれこそ千差万別で、極端な話、例えば1万人に1人だけが不快と思う行為ならば、それはその人の特別な趣味嗜好であって、公共の場における議論としてはふさわしくない。

この問題について、議論が巻き起こるということは、よく思わない人がある一定数いる、ということの証左でもあるのだけれど。

それから、「すっぴんであることの方が不快」という意見は、切り離して考えるべきだと思う。それは、同列で語るべきことではない。

同様に、「化粧することが常識なら、勤務時間内に化粧をさせろ」や「化粧の時間が取れないほどの仕事なら辞めた方がいい」というのは、少し先に進みすぎている。この問題は、確かに波及範囲は広いけれど、もう少し原点の周辺で考えるべきものだろうと思う。

 

余談だが、私は大音量で音楽を聞いて音漏れさせている人の方が、よっぽど不快だ。