さようなら、憂鬱な木曜日

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さようなら、憂鬱な木曜日

サラリーマンの投資ログなど

「ノマドワーキングという生き方」安藤美冬が日本の若者をリスキーな道へ誘導している

仕事・働き方

「ノマドワーキング」という生き方に注目が集まっている。「ノマド」とは「遊牧民」という意味で、オフィスではなく街中のカフェなど自由な場所で仕事をするやり方を言うのだそうだ。会社に所属しながらノマドをする人もいるらしいが、「フリーランス」とほぼ同義と考えて問題無いだろう。
私は先日の情熱大陸でノマドワーカーとして生きる安藤美冬氏の特集を見て、この生き方を初めて知った。

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「自由」や「会社に縛られない生き方」を声高に掲げる安藤美冬を見ながら、結局この人は会社という組織で働くことから逃亡したことを正当化するために、美化して自己肯定しているだけなのではないか、と思った。結局、番組の最後になっても安藤美冬が一体何をやっている人なのか全くわからなかったし、どんな能力に突出しているのか、他者より何が秀でているのかわからなかった。正直に言えば、それはわかっているのだけれど、評価されるべきものではない。そして、こんなリスキーな生き方が注目され持ち上げられ、生き方の一つとしてメディアに取り上げられること自体が非常に危険であると感じた。
この生き方が広く認知され、選択肢の一つとして若者に定着してしまうと何が起こるのか?簡単に言えば、勘違いした人間がフリーターになって、人生を踏み外してしまうのである。
安藤美冬がどうして食べていけるのか、を正確に分析しないで、「ノマド」という自由なイメージに惹かれて就職しない、あるいは退職する人が出てくる可能性は低くないと思う。なぜなら、現状を自分で打開できない人たちは、天から落ちる蜘蛛の糸のようなこうしたトレンドにすがりつきやすいからである。
そもそも私は「セルフブランディング」とか言っている人間は大嫌いである。どれだけ自分が好きなんだろう、と思う。別に好きで構わないのだけど、それが正義みたいに自信満々で言わないで欲しい。こちらが恥ずかしくなる。

小田嶋隆氏はツイッターで「セルフブランディング」をこう定義している。

【語義】セルフ・ブランディング:自分語り、自慢、自画自賛、自己宣伝、自慰、自家中毒、自爆、やなやつ。

別に安藤美冬の生き方を否定しているわけではない。そもそも、安藤美冬についてはこの前放送された情熱大陸と少しのネットサーフィンでしか得た情報しかないのだ。
しかし、少なくとも、講演などで「ノマド」というリスクを広めているのは事実である。そして、それを持ち上げるメディアも同罪である。
自由に生きたいなら勝手に生きろ。私が言いたいのはそれだけだ。

 

参考サイト

kirik.tea-nifty.com