さようなら、憂鬱な木曜日

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サラリーマンの投資ログなど

「イケダハヤトが25歳世代の常識?お願いだから笑わせないでください」-AERAの特集を読んで

仕事・働き方

ふと雑誌AERAを読んでいたら「50歳の常識 VS 25歳の常識」という特集でブログ界では有名らしいイケダハヤト氏が25歳の代表として取り上げられていた。イケダハヤト氏は月に約40万PVを稼ぐブログ(http://www.ikedahayato.com/)を運営している専業ブロガーである。ブログによる月の収入は20万円程度である、という。私は彼が「25歳の代表」として取り上げられていることに違和感を持った。

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■プロブロガーが25歳の代表?馬鹿にされているとしか思えない
イケダハヤト氏は月20万円の収入でとても満足しているらしい。現在東京都下で奥さんと子供の三人暮らしだそうだ。ブログの収入だけで全然生活できている、幸せであると言っている。AERAの記事では「収入が上がるよりブログのPV数を伸ばすことに価値を見出している」と書かれている。
これが25歳世代の代表であると? 馬鹿にされているとしか思えない。25歳という働き盛りで部屋にこもってブログ更新で日銭を稼いでいる人間が25歳の代表だなんてふざけている。
私は別にイケダハヤト氏が特別に憎いわけではない(正直に言うと、彼の著書『年収150万円で僕らは自由に生きていく』とかタイトルを見ただけで哀れな気持ちになるけれど)。彼の人生観、価値観、ライフスタイルを否定しているわけではない。彼の人生なんだから勝手に生きればいい。ただ、さも自分が世代の先端を走っているような気持ちでこうしたメディアに出ることに少々の不快感を持つし、メディアがそういう人間を25歳の代表として取り上げることに多大な不快感を持つ。

 

■ブログ収入20万円で幸せといえるのは今だけ
ブログ収入が20万と聞いた時、私は驚いた。その収入の少なさに、である。副業としてならお小遣い以上の収入であるが、主収入としてはあまりに心許ない。なぜなら、彼は会社に所属していないから厚生年金に加入していないし、国民年金、国民健康保険もその収入の中から支払わなければならない。25歳くらいだと手取りが20万円前後の社会人が多いだろうけれど、実質的(額面)には30万円ほどの収入を得ていると考えていいだろう。この時点ですでにイケダハヤト氏はかなり薄給であると言える。さらに、その中から所得税、住民税を支払うのだ。奥さんと子供もいるということなので、生命保険にも加入しているだろうし、どうやって生活費を捻出しているのか、また子供の養育費や学費の貯蓄はできているのか、心配になる。

 

■ブログで生活する、ということのリスクをどれだけ理解しているのか
そもそも、例えばブログでの収入が月に50万円あたっとしてもそれはかなりのリスクを含んでいると言える、なぜなら、その収入が次月も持続するという保証は全くないからだ。例えば、検索からの流入が多いブログであれば、グーグルのアルゴリズム変更でPVが激減する可能性だってある。あるいは、グーグルアドセンスに頼っているのであれば、CPCが低くなって打撃を食らう可能性だってある。何らかの理由によって、アドセンスのアカウントが停止される可能性もある。定額制の広告枠を作ってそこに広告主がいたとしても、いったいその契約がいつまで続くのかわからない。ネット上に蔓延している2chまとめブログなどは特にリスクの高い分野で、最近はもう転載自体が禁止になって、まとめブログというジャンルが廃れていくムードが出来上がりつつある。
極端に言えば、来月の収入がゼロになっても不思議ではないのだ。ブログ収入とはそういうものである。

 

■ノマドワーカーと同じ胡散臭さを感じる
ノマドワーカーの安藤美冬が取り上げられた時に私はとても胡散臭くてこのブログでも記事(『「ノマドワーキングという生き方」安藤美冬が日本の若者をリスキーな道へ誘導している』)を書いた。「結局、お前らは会社勤めが嫌なだけなんだろ」と思う。会社勤めが嫌で、なんとか生活できている現状をどうにかして正当化しようとしている。さも「自分の生き方が正しい」みたいな態度で彼らは語る。社会に出てある程度その仕事を熟知して、執筆業や講演業にシフトするのなら理解できる。しかし、25歳くらいの社会にもろくすっぽ出ていないような若造がたかがブログ収入20万ごときで人生を語るべきではない。「すいません、本当は会社勤めが嫌で、人間関係とか面倒くさくて、朝早く起きるのも嫌だし満員電車も嫌だ。だから仕方なくやってます、すみません…」と言うべきなのだ。
ライフスタイルが多様化している、といってもやはり、若者は一度社会に出て、会社や組織でしっかりと揉まれて成長するべきなのだ。そういうふうに考えている25歳世代が私以外にもたくさんいると信じたい。

 

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