さようなら、憂鬱な木曜日

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「私が本田圭佑を好きな理由」W杯出場決定記者会見で空気を一変させた本田のコメントを聞いて

スポーツ・エンタメ

ザッケローニ率いるサッカー日本代表は、先日のW杯予選大会においてオーストラリア代表と引き分け、イラク戦を残しながらもW杯出場を決めた。その後、行われた記者会見では祝福ムードに包まれていた。和やかな雰囲気の中、MF遠藤は一言「めっちゃ嬉しいっス」、DFの吉田麻也は地面に向かって「ブラジルの人聞こえますかーもうすぐ行きますよ!」などとギャグを飛ばしたりしていた。しかし、その直後、MF本田に対して、「W杯優勝をするために、どんなことが必要か?また、自身としてもどんなことが必要か?」という問いがあった。その回答は、その場の空気を一変させた。

 

空気を一変させた本田圭佑の回答全文

記者「W杯優勝をするために、どんなことが必要か?また、自身としてもどんなことが必要か?」

 

本田「シンプルに言えば“個”だと思います。“個”というのは、昨日、GKの川島選手がしっかり1対1で守ったところをさらに高める。今野選手がケーヒルに競り勝ったところを、さらに勝てるように磨く。(長友)佑都、(香川)真司がサイドで個人突破していたところの精度をさらに高めて、あれをブラジル相手にもできるようにする。ボランチの二人が、どんなにプレッシャーが来ても必ず攻撃陣にパスを供給できるように、そして守備ではしっかりとコンパクトに常に保ちながらボール出しを繰り返し90分間やる。岡崎選手や前田選手が決めるところをしっかり決める。結局のところ、最後は“個”で試合を決することがほとんどなので、もちろん日本の最大のストロングポイントは“チームワーク”なんですけど、そんなことは生まれ持った能力なので、どうやって自立した選手になって“個”を高められるか、自分が前に出るという強い気持ちを持って集まっているのが代表選手だと思うので、この一年短いですが考え方によってはまだ一年あるという見方もできると思うので、(香川)真司や(長友)佑都みたいに本当のビッグクラブでプレーする選手もいるし、ただそうじゃないリーグやクラブでやっている選手もやれることってあると思うんですよ。そこを、今野選手みたいに憧れみたいな気持ちを持ってやられると困ると思っていて、あくまで同じピッチに立っていますから、大先輩なのでどんどん僕らにアドバイスくれればいいと思います。」

 

だから私は本田圭佑が好きだ

私はこのコメントを聞いて、涙が出てきそうになった。この人は、本当にW杯を優勝しようとしているのだ、と強く感じた。浮かれ気分の会場でも強い意識を常に持ち、軸がぶれていない。日本代表のことを誰よりも考えている。そうでなければ、こんなことは言えないと思う。

本田圭佑の言葉というのは、いつでも胸に突き刺さる。周りに流されず、本当の自分を常に見失わず、高い目標意識を明確に持ち、それに対して達成させるプロセスを具体的に考えている。

この記者会見では本田のこのコメント以降、日本代表イレブンの表情が明らかに変わった。まるで、本田の言葉に後頭部をどーんと叩かれたような表情だった。個人的な感想で言えば、「ブラジルの人、聞こえますかー」などと言っている場合ではないのだ。

日本代表は誰がなんと言おうと、本田圭佑のチームである。本田がチームの核であり、王様であり、本当のリーダーだと思っている(長谷部選手を批判しているわけではない。彼はよくやっている)。

私はいつも日本代表の試合を観る時は、サッカーを観るというよりも、本田圭佑の生き様を目に焼き付けようとしているような気がする。

あんなふうに実直に高い目標を持ってそれに突き進む人を見るのは本当に勇気づけられる。だから私は本田圭佑が好きだ。