さようなら、憂鬱な木曜日

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さようなら、憂鬱な木曜日

サラリーマンの投資ログなど

もしも自分の子供が「就職せずに自分の夢を追いかけたい」と言ってきたら、あなたはどうしますか?

生活 エッセイ

まだ私には子供が居ないし、そもそも結婚さえしていないので単なる想像でしかないのだが、もし将来自分の子供が成長して、「就職せずに自分の夢を追いかけたい」と言ったらどうするだろうか。
おそらく、普通に子を思う親であれば、子供には幸せな人生を送ってもらいたい。そして、幸せな人生というのは、ものすごくシンプルに考えれば、安定した仕事があって安定した収入があってこそのことだ。だから、多くの大人は、漫画家や、ミュージシャンや、お笑い芸人といった不安定な職業に就くことに反対すると思う。私も、基本的には、おそらく反対するのだろう。けれども、子供がその夢を私に打ち明けた時に、頭ごなしに否定することはしない。自分の子供が、その夢に対して、どこまで道を進めて来たのか、どれくらいの情熱があるのか、どこまで現実的に考えているのか、ということを見る
具体的に言えば、画家が夢なら、その子が描いた絵を見る。ミュージシャンなら、その子の奏でる音楽を聴く。お笑い芸人なら、その子のネタを見る。
私は、その子が目指している分野に対して、素人かもしれない。細かい部分を正当に評価できないかもしれない。しかし、成功する人間というのは、門外漢の素人の心でさえ動かしてしまうものである。彼や彼女が、もし本気でその夢を目指していて、親である私に対してその夢を打ち明けるまで必死に努力を積み重ねてきたならば、私の心を動かす何かがきっとあるはずだ。根底に情熱があれば、それは耳を傾けてくれた人にきっと伝わる。

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■親に対してのプレゼンテーションは、プロへの第一歩
昔読んだテニス漫画『ベイビーステップ』の中で印象的な一コマがあった。主人公の丸尾栄一郎は、高校生で成績も優秀。有名大学に入れる実力は確実にあった。しかし、高校に入ってテニスに出会い、そこからプロを目指すようになる。三年生になり、進路を考える段になった時、彼は両親に対して「プロテニスプレイヤーを目指すこと」のプレゼンをしたのだった。きちんとした資料を作り、「プロになったとして食べていけるのか?」などと言う母親の厳しい指摘も、「それについては、資料の3ページを…」と切り返す。

「自分の人生なんだから、自分で勝手に決めていいだろう」という子供もいるかもしれないが、自分の子供が資料まで作ってこんなプレゼンをしてきたら、きっと心から応援したくなる。親から反対されながらその道を突き進むのは、かなりの心理的負担がかかるだろう。親からの心理的バックアップというのは、とても心強いことだと思う。

 

■人を説得させるほどの情熱を持つこと
そもそも、一番身近である親を説得できないほどの情熱ならば、その道で成功するのは難しいだろう。人に何かを伝えるとき、あるいは説得させるときに重要なのは、言葉のうまさやテクニックではなく、結局は心の根底にある情熱なのだ。
私は、転職する前の会社で営業を1年半やっていたことがあったが、本当に信じられないくらい売れなかった。それは、今思えば、自社の商品が本当に良いものだという気持ちがなかったのだろう。資料作りに没頭して、小手先の営業トークで間を埋めようとして、結局一番大切なことが備わってなかった。自社の製品に自信と誇りを持って、絶対にお薦めできるという信念を持っている営業マンは、きっとトップセールスマンになるだろう、と思う。

今見ているドラマ『下町ロケット』で、佃製作所という中小企業が業界最大手の帝国重工にロケットの部品を納入する話をやっているのだが、中小企業の社員が大手社員にいびられながら、自社の製品に絶対の自信を持ち、実力で反論する姿に心を動かされた。彼らはプライドと情熱を持って、仕事をしていた。私もそういう仕事をしたい。


■まとめ
少し話がそれてしまったが、要するに、もし子供が情熱を持ってその夢に突き進むのならば、私はできるだけ応援したいと思うし、その世界で成功できるという予測が立つほどの実力があるならば、どんなに不安定な仕事だろうが、決してその夢をむやみに否定したりしないということだ。もちろん、その業界のことを調べて慎重にアドバイスはするだろうけれど。
「子供の人生なんだから勝手に生きろ」という人もいるかもしれないけれど、考慮もせずに野放しにするのは、やや無責任かなという気持ちもある。親は子供が道を踏み外さないように見守ると同時に、道を切り拓くことを決して妨げてはならない。

 

ベイビーステップ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

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