さようなら、憂鬱な木曜日

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さようなら、憂鬱な木曜日

サラリーマンの投資ログなど

スターバックス福袋買い占め事件に思う「供給側の責任と配慮」

ニュース エッセイ

お正月早々、こんなニュースがネットを賑わせていた。

スタバ福袋買い占め事件、犯人がInstagramで自慢していたため特定完了 | netgeek

スターバックスで数量限定の福袋を発売したらしいのだが、一人あたりの数量制限がなかったために、一番先頭の人物が、すべて買い占めてしまって、その後ろに並んだ人たちがひとつも買えなかったということだ。
しかも、買い占めた人物はいわゆる「転売屋」で、その後、オークションでその戦利品を売りさばいていたという。
並んでいた人の中には、早朝から何時間も並んでいた人もいたらしい。

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■悪いのは配慮に欠けたスターバックス側である

私はこのニュースを聞いて、本当に呆れた。

呆れたのは、「転売屋」にではない。ああいう馬鹿はどこにでもいる。あんなものは糾弾する価値もない。私が憤りを感じるのは、「スターバックス二子玉川店(正確には二子玉川ライズ蔦屋家電店)」の対応である。

そもそもの発端は、この店舗が個数制限をかけていなかったから起きたのだ。調べてみると、他の店舗は個数制限をかけて対応などをしている。しかし、二子玉川店はそういう配慮をしなかった。

それによって、本当にスターバックスが好きで大事にしてくれるファンの気持ちや労力を、店側が踏みにじったのだ

そもそも、この販売方法自体にも違和感を覚える。

冬本番の厳しい寒さの中、早朝から並ばせる意味はあるのか?スターバックスの福袋は毎年実施されているはずである。過去の実績から、開店前に行列ができることぐらい予測するのは容易だろう。

それとも、寒い中朝から並んだ人だけが手に入れられる、我慢比べの福袋なのだろうか。それが、果たして「心地いい空間を提供する」スターバックスの理念に合致しているといえるのだろうか。

 

■あまりに歪な需給バランスは、時に悲劇を招く

昔、立川談志の高座のチケットを買うために、当日早朝4時半から客が並んでいたと聞かされ、談志本人がこう語っていた。

「馬鹿じゃないかと思うねぇ。残酷で嫌だね、それしか方法がないからっていうけど、それを売れてるっていうことと同一視して、どうだいと胸を張る人がいると思うけど、俺は可哀想になってねぇ」
「(ネットで14万円で取引されていると聞いて)そういうことをするなって…。もうやめちゃえばいいんだよ。落語なんて、大体3,000円くらいの芸ですよ。」

あまりに歪な需給バランスは、悲劇を招く。当然、需要が大きければ大きいほど、早い者勝ちのシステムでは、悲惨な事態が起こる。

以前、甲子園の席取り問題で、非常に悪質なグループがいると記事を書いた。

結局のところ、そういったトラブルを回避するための施策を練らないと、供給側が本当に伝えたい人、届けたい人が悲しむ結果になるのだ。私は、そういう悲劇を見ていられない。そして、そのルールの抜け穴を利用して、悪質な行為を繰り返す輩が許せない。

今回のスターバックス二子玉川事件のような悲劇が繰り返されないことを願う。